1. アレルギー性結膜炎(花粉症結膜炎など)
花粉、ハウスダスト、ペットの毛、カビ、化学物質など、アレルギー反応を引き起こす物質(アレルゲン)に対する過剰な免疫反応が原因です。特に季節性の花粉症が多く、春や秋に発症しやすい一方、ハウスダストなどによる通年性のものもあります。
強いかゆみと充血が主な症状で、透明または白っぽい目やにが出ることがあります。涙が多く出たり、目のまわりが腫れる場合もあります。アレルギー反応は両目に出ることが多いのが特徴です。また、症状が慢性化しやすく、季節や環境によって悪化することがあります。
抗アレルギー薬(点眼薬や内服薬)が一般的で、ヒスタミンを抑える作用のある薬が使用されます。また、冷湿布や人工涙液で目を冷やし、かゆみを軽減させる方法もあります。原因となるアレルゲンを特定し、回避することが重要です。場合によっては、ステロイド点眼薬が処方されることもあります。